こちらは比較的温かく半袖で過ごせる様な日が多くなってきました。
それでもステイ先の子が風邪を引いてしまったので、まだ薄着をし過ぎないように注意が必要です。
この頃景色の写真を撮っていなかったので・・・ この写真については番外編を書こうと思います |
それではディーラーでの仕事について書いていきます。
現在は一人で仕事を任せてもらえる様になり、主に初回から60ヶ月までの定期点検とエアーバッグやシフトノブのリコールを行っています。
![]() |
初めて仕事を任せてもらえた時の写真です 時間が空いている時はワークメイトの手伝いをします |
今回はエアバッグリコールと学んだ事をいくつか書こうと思います。
エアバッグ
作業で気をつける事
・作業前と作業後に警告灯が点いていない事を確認する
・作業中はキーを外しておく(エアバッグを外したままの状態でIGをONにしないように)
・傷を付けない、汚さない(当たり前ですが重要です。ジェントルに外します)
・元の場所に戻す(外した部品、グローブボックスの中身、自分の工具も忘れずに)
交換をした事がひと目で分かるようにステッカーを貼ります |
助手席用のエアバッグです 抜けないように金具が付いています 交換した後に付け忘れない様に注意が必要です |
エアバッグに配線を取り付けますが、方向性があるので気をつけなければいけません。
これを間違えると組んだ際に配線が逆方向に行ってしまいます、無理やり付ける事はできるかもしれませんが配線に負荷がかかる為よろしくないです。
オイルシール
主に回転する軸からのオイル漏れを防ぐ事と外部から砂やちりが入らない様にする為の物です。
上の写真のオイルシールを見た時に表面に斜めの凹凸が設けられている事が気になったので調べてみました。
写真のオイルシールは図の様になっています。
ダストリップ…外からの砂やちりの混入を防ぎます
メインリップ…内側からのオイル漏れを防ぎます
バネ …メインリップを軸に押し付けてシール力を高めます
面ではなく線で接触するよう設計されています。主な理由としましては面で接触すると焼けてしまうからです。
そしてバネがとても重要です、オイルが漏れない様にホールドするのはもちろんですが、押さえる力=抵抗となりますので燃費つまりはCO2排出量に関わってきます。そのため適度な力でホールドする様に設計されています。
メインリップに注目して見ると上の図の様になっています
先程は線接触をしていると言いましたが、拡大してみると小さい面で接触しています。
それでは回転している軸によってすぐに摩耗してしまうのではないかという疑問が出るかと思います。
リップは細かい凹凸ができるような材質で出来ており、軸表面にもある僅かな凹凸部に薄い油膜を形成し内から外、外から内へと循環します。この作用によって潤滑されオイルシールの寿命が長くなります。一見オイルが外に漏れてしまいそうに聞こえますが、ポンプ効果によって外から内に空気を吸うような力を作る事でオイルを内へ押し戻しています。
ポンプ効果…回転している軸周辺の液体は角度の大きい方へ移動する
上の図ではβ<αなので→(内側)に力が働きます
ここで最初に疑問に思ったオイルシールのギザギザが出てきます。
部品メーカー様のホームページからポンプ作用を高める為の物であるという事だけは分かりました。
私なりにギザギザの意味を考えてみました。
ポンプ作用は角度が重要である為、ギザギザは骨格の様な役割をしていて軸の回転によるねじれを押し戻す事で外側の角度を小さく保っているのだろうと考えました。
私の中でのイメージとしてはおしぼりを持って片方を大きくねじる感じです。
ねじれるという事はその分幅が縮まる=角度が大きくなると考えました。
考察は以上です。
余談となりますが、ポンプ作用によって空気を吸う力が働くので、ダストリップ側が強く接触していると真空状態の様になり面で接触してしまい焼けてしまいます。そのためダストリップにはバネは無く僅かに隙間が設けられています。
それでも回転する軸の方にダストが混入するのはよろしくないという事でメインリップとダストリップの間部分の剛性を高める様にすることで両方のシール力を高くしても大丈夫な様に作る案もあるそうです。
車に使われている部品一つにフォーカスするだけで出てくる情報がとても濃密な事に毎回感銘を受けます。部品の仕組みについて知ることは整備士としては不具合の原因を間違って解釈しないためにも大切だと思っています。
車に使われている部品は細かく分けると3万種類程あると言われております。途方も無いくらい多いですが問題解決の手助けになると私は思うので地道に知識を増やして行こうと思います。
今回はここまでです。
Thank you for visiting my blog.
See you next blog.
凸を左に90°回した様な形が見えるかと思います |
凸を反対にした形が見えるかと思います |
主に回転する軸からのオイル漏れを防ぐ事と外部から砂やちりが入らない様にする為の物です。
カムシャフトのオイルシール |
オイルシール断面図 |
写真のオイルシールは図の様になっています。
ダストリップ…外からの砂やちりの混入を防ぎます
メインリップ…内側からのオイル漏れを防ぎます
バネ …メインリップを軸に押し付けてシール力を高めます
面ではなく線で接触するよう設計されています。主な理由としましては面で接触すると焼けてしまうからです。
そしてバネがとても重要です、オイルが漏れない様にホールドするのはもちろんですが、押さえる力=抵抗となりますので燃費つまりはCO2排出量に関わってきます。そのため適度な力でホールドする様に設計されています。
メインリップに注目して見ると上の図の様になっています
先程は線接触をしていると言いましたが、拡大してみると小さい面で接触しています。
それでは回転している軸によってすぐに摩耗してしまうのではないかという疑問が出るかと思います。
リップは細かい凹凸ができるような材質で出来ており、軸表面にもある僅かな凹凸部に薄い油膜を形成し内から外、外から内へと循環します。この作用によって潤滑されオイルシールの寿命が長くなります。一見オイルが外に漏れてしまいそうに聞こえますが、ポンプ効果によって外から内に空気を吸うような力を作る事でオイルを内へ押し戻しています。
ポンプ効果…回転している軸周辺の液体は角度の大きい方へ移動する
上の図ではβ<αなので→(内側)に力が働きます
ここで最初に疑問に思ったオイルシールのギザギザが出てきます。
部品メーカー様のホームページからポンプ作用を高める為の物であるという事だけは分かりました。
私なりにギザギザの意味を考えてみました。
ポンプ作用は角度が重要である為、ギザギザは骨格の様な役割をしていて軸の回転によるねじれを押し戻す事で外側の角度を小さく保っているのだろうと考えました。
私の中でのイメージとしてはおしぼりを持って片方を大きくねじる感じです。
ねじれるという事はその分幅が縮まる=角度が大きくなると考えました。
考察は以上です。
余談となりますが、ポンプ作用によって空気を吸う力が働くので、ダストリップ側が強く接触していると真空状態の様になり面で接触してしまい焼けてしまいます。そのためダストリップにはバネは無く僅かに隙間が設けられています。
それでも回転する軸の方にダストが混入するのはよろしくないという事でメインリップとダストリップの間部分の剛性を高める様にすることで両方のシール力を高くしても大丈夫な様に作る案もあるそうです。
車に使われている部品一つにフォーカスするだけで出てくる情報がとても濃密な事に毎回感銘を受けます。部品の仕組みについて知ることは整備士としては不具合の原因を間違って解釈しないためにも大切だと思っています。
車に使われている部品は細かく分けると3万種類程あると言われております。途方も無いくらい多いですが問題解決の手助けになると私は思うので地道に知識を増やして行こうと思います。
今回はここまでです。
Thank you for visiting my blog.
See you next blog.