2019年6月10日月曜日

Training in Australia Ⅲ Automatic Wiper System

G’day! Shuです。

オーストラリアは冬に入り、私のステイ先でも2人程体調を崩しました。
体調管理には十分気をつけたいと思います。

Library at The Dockからの夕焼け

今回は雨滴感知ワイパーについて書こうと思います。

これはフロントガラスに取り付けられたレインセンサーで雨を検知し、ワイパーを作動させる機能です。そのため搭載されている車には写真の様な物が付いています。
レインセンサーはリアビューミラーの近くに付いています

ワイパースイッチを1段下げるとワイパーが1度動き、オートモードに切り替わります。
スイッチを回転させることで雨と判断する雨量の調整をすることができます。
+に近いほど高感度になります


ここからはレインセンサーの仕組みについて説明します。

レインセンサーは主に赤外線を発光するLEDと光を検出するフォトダイオード、光路形成のためのプリズムで構成されています。
大雑把に説明するとセンサーはLEDからの光がフロントガラスで反射してフォトダイオード(光検出器)に入る光量を見ています。

レインセンサー
LEDから出る赤外線はウィンドシールド表面で反射してフォトダイオードに入ります。
しかしシールド表面に水滴があると赤外線の一部が外へ逃げフォトダイオードに入る光量が少なくなります。

フォトダイオードは簡単に言うと光を電力に変換する様な物です。

電気は自由電子(その名の通り動き回ることができる電子)が波の様に移動する事で発生します。
プラスは電子を欲しがる食いしん坊、マイナスはプラスに電子を渡したがるお節介という風にイメージしています。
イメージ図
下の図は基本的なダイオードの仕組みです。
P型半導体とN型半導体を接合した物で、接合部は電子を渡したNと渡されたPで仲良くなって安定している状態になっています。
そこへ順方向バイアス(P側にプラス、N側にマイナスの電圧をかける)と食いしん坊がなだれ込み、真ん中で仲良くなっている所から電子を貰っていきます。
すると電子は図で言うマイナスからプラスへ動き、電流はプラスからマイナスへ流れます。この時のエネルギーの移り変わりによって光が発生します。


LEDイメージ図

フォトダイオードは下の図の様に基本的にLEDとは反対に電極が付いています。
するとどちらも外側に引き寄せられ、真ん中には空乏層という物ができます。

そこへ光エネルギーを送ると、電子とホールが発生し電子は+極へホールは-極へ流れていきます。光の照射中は絶えず電気が流れ、強さは光の強さに比例します。


この出力の変化=雨粒によるフォトダイオードへの光量をコントロールユニットが監視する事で雨を検知しています。

下の写真は納車前点検時の物です。
ご覧の通りレインセンサーが上手く張り付いていないため、オートワイパーが作動しませんでした。
分かりにくいかもしれませんが、張り付いていない所は白っぽくなっています
レインセンサー
貼り付け修正作業のほとんどはトレーナーのデニスさんが行いましたが良い勉強になりました。
修正後のセンサー貼り付け部
マラソンについて書くつもりでしたが、明日11日からステイ先から近いディーラー配属となり、今までは時間的にあまりできなかったホストブラザーとのランニングも夕方頃にできそうなので次の機会に書こうと思います。

最後に少しプライベートでの写真を紹介します。

ローズストリートアーティストマーケットへ行った時のフィッツロイミルズという駐車場で撮った写真です。
土曜日になるとこの駐車場でフィッツロイミルズマーケットが行われます。

私はコロンビアのビニール袋をプレスして作ったというカードケースを購入しました
10AUドル 左上の紫が好きです

つい先日にはOZ Comic Conという 漫画やアニメに関するイベントに行ってきました。
トレーナーのコーリンさんにレゴでできたシビックタイプRが展示されるということで無料チケットを頂いたのですが、ワークショップに忘れてしまったため40ドル程でチケットを購入しましたがその価値は大いにあると思いました。

なんとライトが点灯します

今回はここまでにします。
それでは 
Thank you for visiting my blog . 
I hope this article would be easy to understand about car engineering for you.
See you next blog.